この回で言いたいこと
今回のお話は「成功者が講釈を垂れまくっている時代に流されず、失敗した人の話を聞こう」という話です。
この話を書こうと思ったきっかけ
最近、僕のTwitterに元某外資系投資銀行の毎朝3:45に起きる人」がよく流れてきます。
彼がすごいという事実には何の疑いの余地もないのですが、見るたびに嫌悪感に近い負の何かが自分の中に灯っていました。この感情に向き合ってみると、どうやら僕の中には「所詮、僕らはこのような成功者から学べることは少ないし、理解もできないだろう」というある種の諦観ともいえる価値観がありそうでした。今回はその価値観を述べます。
まずそもそも、僕らは成功者からは学べない
この価値観をたまに居酒屋なんかで語ると「意外だね」と言われます。僕の友達は僕に対して、自己啓発ジャンルを含め、ビジネス的な成功を収めた方の本を読んでるイメージがあるからでしょうか。でも、成功者の本をたくさん読んだからこそ、動画をたくさん見たからこそ、こんな価値観にたどり着いたと言えるのかもしれません。
なぜ僕たちは成功者からは学べないのか。答えはシンプルです。僕たちがバカだからです。もっというと、バカだから成功者の「方法」だけを切り取ってしまうんですね。
先述の元某外資系投資銀行の方の例でいえば、みんな「早起きして朝活する」という部分を真似しちゃうんですよ。そしてみんなそれを続けられずに挫折するし、続けられたとしても某外資系投資銀行の方のようには成功しないでしょう。なぜなら「3:45に起きて朝からバリバリやる」というのは、某外資系投資銀行の方が歩んできた経験によってたどり着いたただの方法論だからです。彼と同じような経歴・能力・性格…であれば多少は成功するかもしれませんが、そんなクローンのような人間はこのほぼ地球上にいません。僕らは僕ら自身の経験によってしか「自分が成功する方法」にたどり着けないんです。だから僕らはそもそも成功者の話なんか聞かない方がミスリードされにくいんです。
失敗から学ぶとは
ではどうすれば良いんでしょうか。答えは簡単です。その逆を取れば良いんです。「失敗そのものや、失敗した人から学ぶ」んです。
「受験の心得は僕の合格体験記ではなく、不合格したやつに何で落ちたのか話を聞け。」と高校の合格体験記発表会で発言して教師に不謹慎なこと言うなと怒られたことがあるくらい、私は「失敗教」の信者です。
なぜ失敗から学ぶのが良いかというと、失敗の場合は「方法論」で捉えることができ、思考が簡単だからです。
具体例で出しましょう。あなたが10kgのダイエットをしたいと思っているとします。そんなあなたの目の前に、ここ2年間くらい今年こそは10kg痩せると言い続けて体重が微増したIshikoさんという方がいます。彼は「筋トレはそこそこしてたけど、カロリー計算とかせず、なんとなくメシを食ってたら痩せなかった」と語っています。彼の失敗談を受けてあなたが考えれば良いことは「じゃあ何となく食うってのをやめれば良いんだな」となりますね。ほら、失敗談の場合はそのまま「方法論」で捉えられるんですよ。
失敗談とはいわば、「アンチパターンの紹介」とも言えます。「やってはいけないこと集」です。「人の話を方法論として捉える」という知能レベルは変わってないのに、失敗談についてはその知能レベルでも成果に近づくんですよね。
分析が得意な方は人の失敗談だけではなく、自分の失敗からも学べますね。これができ始めたら最強です。自分で行動して自分の中でアンチパターン集を作れるのですから。
まとめ
さあどうでしょうか。成功者の話より、失敗した人の話を聞きたくなってきませんか?
聞きたくなった人は明日会社で、プロジェクトがうまくいってない先輩の肩をたたいて「なんでそのプロジェクト失敗してるんですか?」と笑顔で聞いてみてください。愛と拳で教えてくれると思います!
